余剰を煮込んでスープに

芯の部分こそじっくりことこと

齊藤美絵さん「アポロン」 TFM

齊藤美絵さんDJの「アポロン

好きでした。2013年の4月改編で始まった

13時から約2時間の帯生ワイド@TOKYO FM

鼻のかかった都会的な声と滑らかな進行、知をくすぐるテーマ……。

これぞTFMという番組で

「ラブコネ」→「アポロン」→「シンクロ」でつながる平日帯の流れも

ずっと聴いていられる心地よさと探求心の充足がありました。

憧れの東京、TFM、80.Love……。

個人経営のカッフェ()で流れているとトロケソウ。

 ※「シンクロ」はちょっとうるさいですが。

2014年のリニューアルを機に迷走

品が高すぎたのでしょう。聴取率が芳しくなく

アポロン」は2014年を機にリニューアル。

若年層()に迎合したつくり、コロコロ変わるテーマ設定などで

齊藤美絵さんの魅力も活かしきれなくなっていきます。

平日昼の帯、どの若年層()がラジオを聴くのでしょうか。

それでも品の良さ、格調を感じました。

齊藤美絵さんの技術力と、

迷走してもなお製作陣のプライドがあったのでしょう。

今となっては。ブランド力はどこへ

迷走を重ねた結果、2016年4月改編を乗り切れなかった「アポロン」。

その後、この枠は高橋みなみ山崎怜奈が看板になります。

アポロン」以後、何の格調もありません。

高橋みなみさん、山崎怜奈さんの番組もそれぞれ何度か聴いて

”あの頃のTOKYO FMロス”で涙が出そうになりました。

逆に出る涙も枯れたといえば精度高めです。

 

高橋みなみさんや山崎怜奈さんが悪いというより

製作、キャスティングの問題でしょう。

「2時間卒なく話せて、ラジオが好きなアイドル」

若年層()の興味・関心は惹いても、その先はいかに。

何よりステーション・ブランドをどう考えるのか。

六本木の高層階の壁は高いなあ。30階超えてるからなあ。

内輪での盛り上がりはおなかいっぱい

若年層()にターゲットを絞るのであれば、

「2時間卒なく話せない、ラジオよりカメラが大好きなアイドル」を

マイクに立たせる。まだ打開策が見いだせるかもしれません。

「ラジオ!うれしい」よりも「ラジオ?うれしいけど……」。

 

「ラジオ好きが冠番組を持って、他局も含めたおすすめ番組を紹介し合うなど

業界内で慰め合う。現リスナーの仲間で盛り上がる」

TFM13~14時帯だけでなく、最近ありがちな事象です。

どうでしょうね。

内輪でキャッキャしているあいだに、業界はシュリンクする一方です。

そこに注力しても打開策は見出せません。

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